VISUAL BULLETS ー今日もアメコミ三昧ー

アメコミに関するニュースやコラム、書評記事などをお届け

『フリークエンジェルズ』がクランチロールでアニメ化

 クランチロールがウォーレン・エリスとポール・ダフィールド原作による『 FreakAngels 』をアニメ化すると発表したので過去に書いた書評記事をば・・・

www.visbul.com
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 なお原作に関して、2020年2月現在は残念ながら連載していたサイトがなくなっており、アバター・プレスから全6巻刊行されている書籍版も海外だとやや品薄になってるという話もあるのだけれど(日本のアマゾンとかならまだ買える模様)、これらについては映像化に合わせて重版かかるみたいだし、ウェブサイトもアバターで今起こっているとかいうゴタゴタが多少落ち着けばまた復活すると思われます。

間違っても転売サイトなどで高額な商品を買わないようご注意を・・・。

ダン・ディディオ退任によせて

今朝、エンタメ情報サイトの BLEEDING COOL が報じたところによると、DCの編集部トップからダン・ディディオが退くという。まだ本人や DC からの公式発表はないものの、内外の動向を窺うとどうやら事実らしい。

元々、テレビ業界にいたディディオは2002年に DC 編集部に招かれた。2010年にはジム・リーと共に編集トップの座である”パブリッシャー”という役職へ就任し、以来今日まで勤め上げてきた。

退任の理由についてはまだ定かでないものの、2018年に DC を擁するタイム・ワーナーが通信会社 AT&T に買収されたことに起因する人事異動、また編集方針におけるスタッフや上層部との意見の相違などが原因で解雇されたのではないかとみられている。

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BATMAN: LAST KNIGHT ON EARTH (DC:BLACK LABEL)

 スナイダー版バットマンのフィナーレ。

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CROWDED VOL.1: SOFT APOCALYPSE (IMAGE)

 SNSを中心とした文化が著しく発展した近未来。クラウドファンディングで賞金を募る人気暗殺アプリの新たな標的となったチャーリーが、☆1.4だが(これまた別のアプリで雇った)腕利きのボディーガード、ヴィータと共に次から次へと出現する殺し屋(アマチュア・プロ含む)をかわしながら、自身が何故狙われる羽目に陥ったのかを探るSFアクション。


Crowded Vol. 1 (English Edition)

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BRITISH ICE (TOP SHELF)

 北極圏に位置する架空の英国領を舞台に、前任者の失踪を機に新しく赴任してきた高等弁務官がその地に秘められた歴史の暗部をあぶり出す物語。


British Ice (English Edition)

 オーウェン・D・ポメリーによるオリジナル作品。120ページほどの短めな作品ながら非常に密度が濃く、過去の植民地政策がもたらした社会問題をベースにした高クオリティのミステリーが成立している。こーゆーの、私好きよ。

 ポメリーは建築家でもあり、荒涼とした場所が舞台なため登場する建物の数は限られているが、随所に登場するシンプルな家屋にむしろこだわりが感じられる。雪の中にぽつんと佇む家が描かれたページはコピーして壁に飾っておきたいくらいだ。

 静謐な北極圏を舞台にしているというだけあってか絵はあまり込み入った印象がない。話もその淡々とした進行が小刻みにサスペンスを高めていくよう、緻密に計算されている。

 まだ始まったばかりの2020年。今のところ本作がベストです。

『ジョーカー』に関する(内容にあんま関係ない)謎


Joker (Original Motion Picture Soundtrack)

面白かったけれど、アメコミ読んでる身からの疑問が1つ2つ。

ネタバレってほどではないものの中身にちょい触れるので続きは以下からどうぞ

(内容に関する謎とか考察とかは他の方々がもう十分やってくれてるんでここではやらなくていいや)。

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ヘルボーイを深く読むための基礎知識 世界観編

 お久しぶりです。ツイッターからの戦略的撤退を告げてからまたしばらくこちらのブログを放置してました。態勢を立て直すべく色々と作戦を練っていた・・・と言いたいものの、実際は単に好き勝手読み散らかしてたら記事にできるネタがなかっただけでして。
 いやあ系統立てて読むのって大切ですね。

 さてさて気がつけば9月ももう半ば。
 映画、特に国内の映画事情に私はあんま詳しくないので月末にヘルボーイのリブート版新作映画が公開されることに気づいたのもつい最近。本ブログでコミックの感想記事でヘルボーイ、及びそれと世界観を同じくするいわゆる”ミニョーラバース”(名前の由来はヘルボーイの原作者であるクリエイター、マイク・ミニョーラです。念の為)関連作について書いたものが多いことからもわかってもらえると思いますが、私はこれらの作品群が大好きで、以前から本ブログでも解説記事みたいなものを作りたいとは思ってました。

 で、映画の新作もやるし、折しもコミックの方では B.P.R.D.:THE DEVIL YOU KNOW の完結をもってミニョーラバース全体が1つの節目を迎えたところなのでここらが良い機会だろうと久々に筆を手に取った次第です。


Hellboy: 25 Years of Covers (English Edition)

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やっぱり

ツイッター、ちょっと相性悪かったので再度アカ消しました。度々申し訳ありません。

以下、理由というか言い訳の箇条書きです。

1.短すぎてブログで記事にできないような内容を発信できればと思って5月ごろに再開したものの、気がつけばむしろブログで書く内容を吸い取られるという体たらく。

2.せいぜい10か20のアカウントしかフォローしてないのに雑多で整理されていない情報が次々と流れてくる状態に酔ってしまう。

3.コミックに関するニュースは大体クリエイターのニュースメールでまかなえることに気づく。

4.SNSでの発言のしやすさがおそろしい。

5.ツイッターの新UIとあまりに相性が悪すぎた。

他にもいくつか個人的な事情もあるのですが、とどのつまり「ネット怖え」とびびったわけです、はい。特に5あたりが生じた時点でここらを良い機会と手を引くことにしました。

短い間ながら見ていただいた、あるいはフォローしていただいた皆様、ありがとうございます。

最後に今一度、申し訳ありませんでした。

不死身のハルクに話題沸騰!『イモータル・ハルク』とは!?


Immortal Hulk (2018-) #1 (English Edition)

 2019年4月、にわかに信じがたいことが起こった。

 コミック卸大手のダイヤモンド・コミック・ディストリビュート社が毎月発行するアメコミ販売部数ランキングにおいて、THE IMMORTAL HULK #16 が同月刊行された BATMAN #68 と #69 を上回ったのである。
  BATMAN といえば DC のフラグシップタイトル。自ずと注文が増える仕様のクロスオーバー系イベント新シリーズの #1 などを除いた通常の月刊シリーズ物ではまず不動の1位をキープし続ける存在といえる。

 その王座が陥落した - それだけでも驚きなのに、引きずり落としたのが AMAZING SPIDER-MAN AVENGERS のようなマーベル側のトップチョイスではなく、THE IMMORTAL HULK だというのだから殊更だ。しかもこの号は重要な新キャラが登場するわけでも、ショッキングなシーンがあるわけでもない。
 単純に内容で勝負してこの結果なのである。
 その証拠に5月の注文数ランキングでもTHE IMMORTAL HULK#17 は BATMAN#70 、 #71 を上回っている。


 一体、このコミックの何がそんなにすごいというのか?
  現在話題沸騰中のTHE IMMORTAL HULK について本日はその魅力をざっくりと紹介してみよう。

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