明日からゴールデンウィーク!
例年であれば旅行やレジャーに出かける人もも多いかと思いますが、今年は去年に引き続きステイホームが求められています。
外出し難いのは残念ですが、せっかくのまとまった時間、家でも楽しむ方法はたくさんあります。
例えば、そう・・・コミックを読むとか?
はい、そんなわけで今回は”スーパーヒーロー”にテーマを絞り、この GW 読むのにおすすめの過ごし方や一気読みしたい作品をまとめてみました。
それでは早速いってみましょう。
マーベル
ETERNALS
今年の11月5日に公開日が決まった MCU 最新作『エターナルズ』。
先日のアカデミー賞で監督賞を受賞したクロエ・ジャオの新作ということで改めて注目度が上がった本作に、期待で胸を膨らませている方も多いと思います。
ならば、 GW は是非とも原作コミックで予習してしまいましょう。
エターナルズは何度かシリーズ化しているものの、それぞれの連載が比較的独立していることからかなり読みやすくなっています。
おすすめの読み順など以下の記事にまとめてあるのでチェックしてみて下さい。
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MASTER OF KUNG FU
『エターナルズ』同様 MCU 最新作、先日予告編が公開された『シャン・チー/テン・リングスの伝説』。
フェーズ4に突入した MCU ですが、これまで登場したアイアンマンやキャプテン・アメリカと異なり、一般的な知名度がさほど高くないキャラクターも登場するようになってきた印象です。
シャン・チーについても、コミックのファンであれば馴染みある方も多いかもしれませんが、あまりピンと来ない方も案外多いのではないでしょうか。
であれば、この GW を使って彼の活躍を読んでみましょう。
シャン・チーは SPECIAL MARVEL EDITION #15という作品で初登場します。
このシリーズは #17 から MASTER OF KUNG FU というタイトルに変更し、以後 #125まで続きました。
ほぼ一貫してダグ・マンチがライティングを手がけたこの連載は名作として扱われており、おそらく映画もこのシリーズからインスパイアされた要素が数多く登場するものと思われます。
DC
INJUSTICE
映画『ジャスティス・リーグ』のスナイダーカット版については、国内ではまだ配信が先になっているものの、海外での盛り上がりぶりに興味を唆られている方も多いと思われます。
中には頓挫してしまった”続編”の展開をどこかで読んでありえたかもしれない未来に思いを馳せた方もいるかもしれません。
そんな方におすすめしたいのが、 DC ユニバース暗黒の未来を描いた作品 INJUSTICE 。
スーパーマンと彼に賛同するヒーロー達が支配する世界を舞台に、バットマンらヴィジランテ軍団が立ち向かうというストーリーです。
元々は同名ゲームの前日譚として刊行された作品ですが、予想外に大きな反響を受け、その後数多くの続編やスピンオフが生まれました。
本作を担当したライターのトム・テイラーはこれをきっかけに大きく注目されるようになり、今や DC とマーベルで引っ張りだこととなっています。
この GW は是非反転した DC ユニバースに興じて下さい。
SUICIDE SQUAD
ジェームズ・ガンが監督する『ザ・スーサイド・スクワッド』。
個人的にも大変期待している作品ですが、これをインスパイアしたとされるのが80年代後半から90年代にかけて連載されたシリーズ。
ジョン・オストランダーとキム・イェールがライティングを、ルーク・マクドネルがアートを主に手がけたこの連載はスーサイド・スクワッドといえばこれ、と言われるほどの名連載です。
本作を読んでおけば映画でイースター・エッグなどを見つけやすくなるかもしれません。
ちなみに予告編でサヴァンの頭に爆弾が仕掛けられますが、注射を打っている医師はこのシリーズのライター、ジョン・オストランダーです。
余裕がある方は先日紹介した COPRA も本作にインスパイアされているので是非チェックしてみて下さい。
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IMAGE
INVINCIBLE
現在アマゾンプライムで配信中の『インビンシブル 〜無敵のヒーロー〜』。
話数が進むに連れ徐々に国内でも浸透してきたようです。
米国でも大きく話題を呼び、既に完結した作品であるにも関わらず単行本の売上が加速、今年だけで既に10万部以上売れているということです。
カートゥーン版を観る前でも観た後でも是非是非コミックを読んで頂きたいところ。
本作はスピンオフなどもほとんどないため日本の漫画みたいに VOL.1 から順番に読んでいけば大丈夫というのも読みやすい点かと思います。
GWは THE WALKING DEAD の原作者でもあるロバート・カークマンのもう1つの代表作を楽しんでみてはいかがでしょう。
なお、原作コミックについておすすめの読み方などについてはこちらの記事を参照されたし。
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JUPITER'S LEGACY
いよいよ5月7日にネットフリックスで配信開始となる『ジュピターズ・レガシー』。
世界最高のヒーローを両親に持つ次世代の超人たちが奮闘し、衝突するアクションエンターテイメント作品です。
本作の原作を手がけるライターのマーク・ミラーは『キック・アス』や『キングスマン』といった作品の映像化実績がある方です。
実写ドラマ版は残念ながら GW に間に合いませんが、原作を読んで内容を先取りしてみてはいかがでしょうか。
フランク・クワイトリーのアートは他に類を見ない作風で見応えたっぷりです。
原作コミックについてはこちらの記事も御覧ください。
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なるべく安く読みたい
このサイトでも何度か紹介しているコミック配信サイト。
ライターのブライアン・K・ヴォーンとアーティストのマルコス・マーティンによって設立されたこのサイトはなんと$0から自由に支払額を決められるサイト。
面倒な登録などの手続きは一切不要です。
読んでみたい作品の横にある” BUY NOW ”という表示をクリック。
価格のところに支払いたい金額を入力した上でチェックアウトすれば、後は好きな様式をダウンロードするだけ。
もちろん「この作品にはお金を出すだけの価値がある!」と思った場合には各種支払に対応しているため、お好きな額を収めることが可能です。
お財布に余裕があればクリエイターを応援する意味でもお金を出すことが推奨されますが、もし仮にそうでない場合であっても$0から購入できます。
ヒーロー物は BLACKHAND IRONHEAD くらいしか見当たらないものの、ウォーキング・デッドのサイドストーリー THE ALIEN や、ある事件をきっかけに全市民がマスクを着けるようになった世界を舞台にした探偵もの THE PRIVATE EYE など話題作揃いのラインナップとなっています。
参加しているクリエイターも上記の設立者の他にエド・ブルベイカーやドニー・ケイツ、ケン・ニイムラなど、マーベルや DC の作品を含む業界内で多くの功績を残している方ばかり。
クオリティも安心です。
この際、 GW をきっかけにスーパーヒーロー以外の作品に挑戦してみるというのもありかもしれません。
月額1100円ほどで直近の作品を除いたマーベルが読み放題という大盤振る舞いのアプリです。
上で紹介したエターナルズやシャン・チーの関連作はもちろん、ブラック・ウィドウの作品もサム・ウィルソン版キャプテン・アメリカの作品も、ここで存分に読むことができます。
英語を勉強したい
まとまった休みを日頃しにくい勉強に費やしたいという方もいる筈。
そんな方にまずおすすめしたいのがこの2作
OFFICIAL HANDBOOK OF THE MARVEL UNIVERSE
WHO'S WHO
上がマーベルの、下が DC のいわゆるキャラクター図鑑です。
示し合わせたように先日辞書サイズのオムニバス版が刊行されました。
両方共基本的にキャラクターの立ち絵+文章で構成されるので地の文のリーディングを勉強するにはうってつけ。
マーベルで文章を書いているのはキャプテン・アメリカやスコードロン・スプリームのライターとして知られるマーク・グルエンワルドを中心とした編集者やライター。
グルエンワルドはマーベルの生き字引とも呼ばれた人物で、その文章は学習とか抜きでも読み応え十分となっています。
また、 DC の方も文章はスワンプ・シングの生みの親であるレン・ウィーンや THE NEW TEEN TITANS の名連載で知られるマーヴ・ウルフマンといった豪華ライター陣。
両方共それぞれのユニバースに登場するキャラクターを数多く掲載しているので、英語学習の他にもキャラクターデザインを学びたいアーティストの方や、単純に小ネタを知りたいファンの方も必見です。
どちらも電子化されていないため、今から入手するとなるとGWに間に合わない可能性が高い作品ですがあるいは・・・!
財布と時間に余裕のある方は是非チェックしてみて下さい。
THE OTHER HISTORY OF THE DC UNIVERSE
現在連載中で英語リーディングの学習におすすめの教材となってくれそうな作品がこちら。
アフリカ系やアジア系といったマイノリティの視点からみた DC ユニバースを描く作品です。
基本的にセリフはなく、絵と文章のみで構成。
各号1話完結で、これまでブラック・ライトニングやバンブルビー、カタナといったヒーローにスポットライトが当てられています。
文章を手がけているのはアカデミー賞受賞作品『それでも夜は明ける』などの脚本を担当したことで知られるジョン・リドリーなので、文法などの心配は無用。
DC ユニバースを俯瞰しながら英語を学ぶことができるかもしれません。
以上、 GW におすすめの作品や手軽な入手法の紹介でした。
ステイホームの GW は鬱憤も溜まりやすいですが、そんな時こそスーパーヒーローの活躍を読んで楽しみましょう。
それでは、本日も良いコミックライフを。