たまには記事を更新しようと本棚から適当に手に取った作品を紹介。
リンク
本日ご紹介するのは次元間の移動を可能にする機械を発明した科学者グラント・マッケイとその一行(家族とかパトロンとか)が平行世界を漂流する姿を描いた作品BLACK SCIENCEの第2号。
クリエイター陣はリック・リメンダー(WRITER)やマテオ・スカレラ(ARTIST)、ディーン・ホワイト(PAINT ARTIST)など。
前者2人はマーベルの SECRET AVENGERS とか一緒にやってますね。
リメンダーの作品はいくつか触れているものの、初速がやや鈍いなと感じることが多く(そのぶん後になってからの加速はすごいけれど)、個人的にはリーフより単行本で読んだ方が良いなと思うことがしばしば。
本作も確か連載当時はピンと来なくてこの後しばらくしてから脱落してます。
今回紹介するに当たって久しぶりに引っ張り出してきたんですが、やだ意外と面白いじゃん。
話の流れがやはり遅めですが、一方でアクションやユーモアあるセリフからはテンポの良さが感じられています。
アートも全ページ通してインクのスプラッター(飛沫)が多用されており、それがスカレラのシャープな絵柄に荒々しさを加え躍動感を高めています。
10年近く前の作品なんですが、随所にむしろ今の時代にぴったりな台詞がちらほら。
改めて全巻揃えて読み直してみたくなってきました。
今後も時間ある時に本棚から引っ張り出したランダムな本を紹介するかもしないかも。