昨日紹介した IN THE SHADOW OF NO TOWERS 、前半についてだけ書いて後半について言及してなかったんですが。
後半はスピーグルマンが911直後精神的に参っていた際に読んでいた20世紀初頭のコミック・ストリップから選出したもの数本を抜粋して掲載されています。
”コミック”という媒体が今の体裁に整えられていく黎明期に新聞などで連載されていたクレイジー・カットなどの作品です。
当然ながら911とは全然関係ない内容なんですが、読んでいる内なんとなく並べ方などにスピーグルマンのメッセージみたいなのが込められている気もしてくるから面白い。
この手のコミック・ストリップって自分はそこまでガッツリ読み込んでいるわけじゃないので全然馴染みない有名作とかもあるんですが、こういったものもそのうち本格的に読んでみたいところです。
IN THE SHADOW OF NO TOWERS 、スピーグルマンの新たな魅力を発見できたと同時に様々な方向への新しい扉を開いてくれたので非常に良い読書体験でした。
昔買ったまま放置していた作品ですが、今読むから色々得られたものが多かった気もするので結果オーライ。