VISUAL BULLETS

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THE KENTS を読みたい

敬老の日ということで良さげなシルバーネタがないか頭の中をかき回してみたものの、まるで思いつかないので挙句の果てにそのこねくり回した思考の残骸を箇条書きにして記事にするというなんともアクロバティックなぐだぐだ記事を書くだけ書いて当然ボツ。

昼の HELLBLAZER 同様、「読んでないけれど読みたい」作品繋がりで THE KENTS を紹介しようと思います。

THE KENTS は1997年から98年にかけて DC から刊行された作品です。

名前から想像がつくと思いますがスーパーマンことクラーク・ケントの実家であるケント家を題材とした作品です。

とはいうもののマーサ&ジョナサン夫妻の青春譚みたいな話ではなく。

遥か前、ケント家がスモールヴィルに定住するようになった南北戦争時代前後を舞台にした西部劇となっています。


全12号。

クリエイターはライターに SUICIDE SQUAD でお馴染みのジョン・オーストランダー。

アーティストとしては8号までは西部劇コミックの手練であるティモシー・トゥルーマンと、こちらも熟練のインカーとして IDENTITY CRISIS などを担当したマイケル・ベア。

ただし9号より先はオストランダーの何度も共演したことのあるトム・マンドレークが担当しています。

他にもレターに LoEG のビル・オークリーがいたりして、クリエイター陣にはかなり恵まれている作品。


内容的にはかなり直球の西部劇で、南北戦争で考え方の違いからそれぞれ北軍と南軍に分かれてしまったケント家の兄弟、ナサニエルとジェブの因縁を描いているらしく。

こういうの大好きな自分にとっては数年前に本作を知ってからあちこち探し回っている作品です。

一応2000年に単行本はされてるし、2011年頃にも過去作を厚めのリーフとして再刊する DC COMICS PRESENTS でも #8 までは扱った模様。

ぱっと見地味な印象があるのは否めないものの、クリエイター陣も良いし、現在枯渇している西部劇ものとしてはストーリーもアートも非常に手堅い作りになっているので是非何らかの形で再刊してほしい作品です。