VISUAL BULLETS

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インカー

今朝の BATMAN/SPAWN の記事、 DC の公式発表にインカーの名前が出てこなかったのちょっとアレだったんでインカーの話を少し。

インカーをやっている人はペンシラーとしてもレベルやポテンシャルの高い人がゴロゴロいます。

ミニョーラとかも最初はインカーでしたし、差別的な待遇からインカーをやらされていたアルフレード・アルカラですが本当は凄まじい描き手だったことは有名な話(詳しくはこちらの記事をどうぞ(露骨な宣伝))。

クラウス・ジャンソンとかもインカーとして知られていますが、確かフランク・ミラーのデアデビルでは連載が進むにつれミラーのペンシルがどんどん適当になっていくから最後の方はほぼジャンソンが描いていたようなもんだったとか。

今回の BATMAN/SPAWN でグレッグ・カプロのインカーを担当するグラピオンについても、普通にやべー作画をする人です。

尖ったデザインと重めの陰影、そこにちょっと抽象要素を加えて引き締まったアートがとても良い。

ヴァリアントカバーとかをたまに描いてます。


こういった人たちがペン入れをするからには、ただペンシラーの線にインクを充てるだけで終わるはずがなく。

そこにはちゃんと個人差もセンスの光も存在します。

軽んじて良い役職ではありません。

とりあえず DC はちゃんとジャンソンのインク教本復刊して下さい(最後の最後で我欲)。