VISUAL BULLETS

アメコミをはじめとした海外コミックの作品紹介や感想記事などをお届け

日本の原書

海外のコミックファンの間で日本の漫画やアニメに関する話題が飛び交うことは今日珍しくなくなりました。

メインで取り沙汰されるのはジャンプやらマガジンやらで最近流行っている作品で、とりわけアニメ化している作品は大いに盛り上がります。

これはいいんです。

日本で刊行されてから数年以内に刊行されるものばかりですし、日本語で手に入れるのは容易です(少年誌ものに自分があんま興味ないというのもある)。


問題はそういったメインストリームからは少し外れたもので、日本で刊行されてからのタイムラグが大きい作品。

日本語の原書が刊行されてから海外で英訳版などが刊行されるまでそれなりに長い時間が経過するのは翻訳にかかる時間のみならず権利関係の大人の事情などがあるためなので致し方ない部分はあるものの、早く読みたいファンを海賊版に誘うとして問題視もされています。

こうしたことは逆に日本でも起こりうるわけで。

海外で英訳版が話題になっている時には日本語の原書が絶版になっていて手に入らないということがままあります。

少し前まで伊藤潤二とかがこの類で(あくまで自分の印象ですが)、『うずまき』にしろ『地獄星レミナ』にしろ英訳版が高く評価されているので興味を唆られたものの日本語で単行本を手に入れるのにはかなり苦労した覚えがあります(後者は結局アイズナー賞を獲って日本でも再び話題になるまで待たされた)。


こうしたタイムラグは多国語で同時配信などができるメジャー少年誌などでは解消されつつありますが、まだまだタイムラグが大きい作品も多いのも事実。


……で、なんでこんな話をしているかっていうと、ですよ。

THE COMICS JOURNAL のレビュー記事でやまだ紫の『しんきらり』(?)が扱われてたんですが、今日本だと新刊が手に入らないのでさっさと重版かけてくださーい、と。

www.tcj.com


はい、長々と書きましたが言いたいのはそれだけです。