VISUAL BULLETS

アメコミをはじめとした海外コミックの作品紹介や感想記事などをお届け

コミックの値段

マーク・ミラーやホアナン・ラミレスらによるミラーワールドの新作コミック NIGHT CLUB が雑誌1冊$1.99という価格で販売されるということで話題を呼んでいます。

以下のリンクは CBR の記事。

www.cbr.com


上がり続けているコミックの価格は以前から方々で問題視されており、 DC なんかは時たま価格を抑えようとしてますアピールしたり、上げるなら上げるで追加コンテンツを加えようとしたりと工夫するのでまだ「まあ一応ファンに寄り添うポーズは取るのね」という感じであれなんですが、マーベルとかはシリーズの刷新に乗じてしれっと価格を上げてきたり、にも関わらず紙質は下がったりするものだから文句の一つも出るというもの。

今の米国コミックは一般的リーフで$3.99(今日付のドル円相場に変換すると約530円)とか$4.99(同665円)とざらで、日本でジャンプとかマガジンとかが300円くらいで売られているのを考えると高いな、という印象は否めません。

クリエイターに還元するための価格上昇だという言い訳もあるようなんですが、どうも必ずしもお金がそっちに落ちているわけではないという話もあります。

(というかクリエイターに還元したいならこういうことするか?という)

価格と刊行ペースって海外コミック市場を活性化する大きな鍵だと自分は思っているんですが、どうも周囲に合わせることばかりであまりこのことに考えを巡らせてない人が出版社側に多いのではないかと思ったり。
(正確にいうとこれは”コミックショップで売る”コミックのことで、”書店で売る”コミックはもう少し価格を意識している気配がある)

今回、ミラーが発表で「こうした動きは業界初」と言っているものの、過去にも前例はあるし(なんならミラーに割と距離が近い人がやっていた)「相変わらず大仰だな」という感想は否めませんが、それでも歓迎すべき動きであることは事実なので。

今後他の企業やクリエイターが続いてくれるかが注目されます。

あ、それとこういう動きに読者が反応すれば良い流れに繋がる可能性もあるので少しでも食指が動くなら是非応援する意味でも作品をゲットしてみると良いかと思われます。