VISUAL BULLETS

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バットガール

HBO MAX で配信予定だったバットガールの映画がお蔵入りしたそうで。

利益が見込めないとか試写会での評判が芳しくないとかと理由が挙げられていますが、そっちも総合的な判断材料として加味されたとは思いつつ、なんかきな臭いなー、と思わなくもなかったり。

AT&T の傘下に加わってからのワーナー(と更にその傘下にある DC )では昨今大規模な人事異動を執り行われており、それに伴いコミックでも映像面でも DC は派手に振り回されています。


www.hollywoodreporter.com

特に映像面では上の THE HOLLYWOOD REPORTER などの記事によると今年の4月にワーナーメディアとディスカバリーが合併してできたワーナー・ブラザーズ・ディスカバリーの CEO に新しく就任したデヴィッド・ザスラフの方針で、それまで力を入れていたストリーミング向けの大型企画が立て続けにストップされており、今度のバットガールもそうした影響を受けた形と考えられそうだとか。


ただそれ以外でも DCEU はジャスティス・リーグの映画でサイボーグを演じたレイ・フィッシャーの告発に始まり、ジョス・ウェドンのパワハラやらフラッシュ役のエズラ・ミラーの悪評など様々な要素も加わって諸々ガタついているので、前評判がよろしくない状態で作品を配信して無駄に傷口を広げたくないという判断だったのかもしれません。

それと今後公開予定のブラック・アダムの映画やシャザムの続編はそこそこ独立しているからともかくとして、バットガールはゴードンをJ・K・シモンズが演じたりフラッシュの映画に繋がる要素もあったりするなど、ザック・スナイダーの JL と距離が近いので、あるいは DCEU をいわゆる”スナイダーバース”と切り離したいという思惑もあるのかも、と個人的には邪推したり。

今後ファンの反応如何によってはスナイダーカットのように配信に踏み切る可能性も……いや、今のワーナーでは厳しいかも。

なんにせよちょっと残念です。