VISUAL BULLETS

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SDCC 全体の感想

まあ、端的には朝言ったことの繰り返しになるんですが。

全体としてやや盛り上がりに欠けたというか。

特にコミック方面については「存在感薄いなー」というのが正直に抱いた感想です。


いや、確かにリチャード・コーベンとかリチャード・コーベンとか自分に嬉しいニュースもありましたし、 SNS のトレンドは一時 MCU で埋め尽くされるようなこともあったんで盛り上がったことは盛り上がったんですが。

以前のような目を離すと置いてけぼりになるような目まぐるしさはなくなったかな、と思います。

これについてはもちろん自分自身の成熟とか現在のコミックとの距離感とかの問題もある可能性は否定できないんですが、それにしても肩透かし感は拭えません。


まず今回、一番頑張ったと感じたのはマーベル。

スパイダーマンと X-MEN のクロスオーバーからブレイドの新ワンショットまで世界観を広くカバーして新情報出してましたし、映像方面も上で述べた通り。

自分が覚えている SDCC の”ノリ”そのものでした。


逆に存在感の薄さが際立ったのが DC 。

そもそもこれといった目玉情報を出すわけでもなく、出したのも大半はバットマン界隈。

以前はもっとジャスティス・リーグ界隈とかスーパーマン界隈とか世界観を細かく分けてパネルを開いては新情報をどしどしやっていたイメージがあったので結構もやもやしてます。

特に今回(イベントの DARK CRISIS は除いて)マイルストーンやワイルドストームといったマルチバース界隈、そしてそういったユニバースにほとんど関係ないヴァーティゴ的な作品の情報がほとんどなかったのは残念。

近刊情報が出るたびに バットマン関連タイトルが増えている現状は耳に入ってましたが、本当に今やあのコウモリにおんぶにだっこなんでせうか……。


他の出版社についても BOOM! やダークホースも目立った発表は1つか2つ、イメージに関してはロバート・カークマン監修のスカイバウンド含めもっと話題性ある新作情報がドシドシ出ると予想していたんですが終わってみるとこれといった発表もなし(映像方面で PAPER GIRLS の実写化情報が出たことくらいか)。

ULTRAMEGA の続きに関して何かあるかと期待していたんですが…。


コロナ禍の混乱を未だに引きずっているのか、それとも業界が少しコミコンと距離を取りつつあるのか……いや、でも何年か前に「”コミコン”って呼ばれてるけれど”コミックだけの祭典じゃない”のは昔からですぜ」みたいな記事をどっかで見かけた気もするし、これが平常運転なのか……?

んー……。


まだ全ての情報を確認したわけではないのでこの後考えが覆る可能性もありますが、そんなわけで今のところは一定の盛り上がりを見せつつも、ちょっともやもやするコミコン2022でした。