VISUAL BULLETS

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スパイダーマン系映画

最近マダム・ウェブを映画化する話が進行しているというのを小耳に挟んだんで。

ソニーが所有しているスパイダーマンや同系列キャラを使って以前から MCU とは独立したいわゆる”スパイダーバース”を作ろうとしているというのは知っていたんですが、有り体に言ってあまり成功するとは思えなかったし、今のところマイルス君の映画を除いた実写作品でその印象を覆すような話は聞きません。

当然っちゃあ当然で、だってまあ。

最近みなさん忘れがちかもしれませんが、スパイダーマンって結局は”親愛なる隣人”なわけですし。

縦横無尽に飛び交いながらマルチバースをブイブイ言わせている今の状態が異常なわけで、本来は場末で派手な格好したチンピラを捕まえているのが本来の姿です。

なので一度マルチバースから切り離した時にビッグスクリーンで楽しむ規模感はあるかという疑問が当然出てくる筈で、ヴェノムのように人気で CG 映えするようなキャラクターを扱うならともかく(あいつは世界観内の位置もやや特殊だし)、やれマダム・ウェブだのモービウスだの、一般どころかコミックファンの間でも人気キャラとは言い難い連中の映画を制作したところで結果は推して知るべしとしか言いようがないんですよ。

無論、先のジョーカー映画のように作り方によっては大化けする可能性もありますが、あれだって多少は”ジョーカー”というキャラクターの人気にあやかっていたところもゼロではないし、やっぱりファン層の薄いシニスター・シックスみたいのが直球のオリジン映画みたいのを作ったところでどれだけヒットの可能性があるかって、かなり厳しいんじゃないかと思います。

いっそ DC のアローバース群みたいにテレビ向けでやった方がまだ色々やれそうな気がします。

とはいえ斬新な切り口とそれを貫突する技術さえあればなんとかならないこともないし、実際マイルス君の映画にはひどく驚かされたので、ソニーには是非予想を裏切ってほしいと思う次第であります。

以上、どこから目線なぼやきでした。