VISUAL BULLETS

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ジェイムソンとキャップ

改めて考えるとジェイムソンにとってアレな存在はスパイダーマンよりむしろキャプテン・アメリカな気がするんですよ。

彼は普通の人間が愚直に積み重ねて高みに上ることを理想としていて、その体現者が努力して努力してようやく宇宙飛行士になった息子であるわけで。

元は検査で不適格と見做されるほど脆弱な体だったのに実験によって米国の象徴みたいな存在にまでなってしまったキャプテン・アメリカっていわば自分のアンチテーゼじゃないですか。

本当なら憎たらしくて憎たらしくて堪らないと思うんですよ。

でも NEW AVENGERS が世間に公表した時とか確かキャプテン・アメリカがジェイムソンとスパイダーマンの仲裁に入ってたし、あの時は結果的に「やっぱスパイダーマンは気に食わねえ」と批判記事になってしまったものの、ジェイムソンは一応キャプテン・アメリカには一目置いているようで。

そういうのを見ると、やはりジェイムソンの中では”愛国心”というか”アメリカンドリーム”みたいなものが1つの軸として働いているのかな、とも考えられそうです。

他方で今述べた通りそんなキャプテン・アメリカが仲裁に入っても結局はスパイダーマンという存在に対する嫌悪が勝ったのは、長年の歴史でこじらせているにせよ、やや不可解。

世代間の対立みたいなものなんですかね。