実写化するならタイミング良いので生みの親であるビル・エヴェレットの評伝本を重版して下さいな。
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この人のリアリズムとややカリカチュアの効いた画風は地味ながら当時のマーベルでも特異な位置付けな気がします。
もっと再評価されてほしいし、個人的にももっと知りたい人物。
というか、彼のことを”ジャック・カービィとスタン・リーにアヴェンジャーズを作る契機をもたらした締切破りのアル中”みたいな言い方するのはどうかと思うんですよ。
エヴェレットは確かにアルコール依存症という一面はあったものの、デアデビル作った頃は”本業”の製紙会社の美術マネージャー業務の方で1日14,5時間勤務とかしていたというし、スタン・リーのライティングがアーティストに負担をかけるものだという事実もあるし。
誰も彼もがジャック・カービィのようにできるわけじゃないでしょうに。
家族のこととかお金の話とか色々複合的な要素もあってエヴェレットが締め切りを遅れたことは容易に想像できるのに(だったらそもそも仕事を受けなければよかったという指摘自体はあっても)それらを全て省いて”アル中の締め切り破り”と雑な括りで揶揄してカービィやリーを持ち上げるダシに使うのはちょっとな…と思います。