VISUAL BULLETS ー今日もアメコミ三昧ー

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スティーブン・キングと時代劇

スティーブン・キングの THE INSTITUTE を読みました。

ざっくりとしたあらすじとしては、とある天才少年が超能力を開発応用する施設に拉致され、そこから抜け出すために仲間達と奔走する話。

キングおなじみの超能力ものですが、どことなくストレンジャー・シングスとかの影響もあるかもないかも(シーズン1しか観てないけれど)。

満足度は申し分なし。

キングの小説は大体読んでいて、あと読んでないのは直近の3冊くらいなんですがこの人は本当に何読んでも面白い。


キング作品の大きな魅力の1つは、悪役がえげつないほど嫌な悪役として出てきては、それなりにちゃんと成敗されてくれるという、言ってみれば往年のちゃんばら時代劇を思わせる傾向にあるんじゃないかと思います(勿論、それだけではないですが)。

創作現実問わず「正義と対立する悪はまた別の正義」とか「悪役にも事情がある」とか言われて久しいですが、こと創作ではこういういかにもな敵役がきっちり報いを受けるカタルシスというのは重要な快楽要素かと。

最近、ぼんやりとそういうタイプの悪役の再評価が進んでいる気配もするし。


何にせよ、 INSTITUTE オススメです。

超能力物とか陰謀ものとか好きな人はもちろん、単純に面白いエンターテイメントを読んですっきりしたい人も是非。