VISUAL BULLETS

アメコミをはじめとした海外コミックの作品紹介や感想記事などをお届け

LEAP OF FAITH 2021/4/26

新作を中心に今週発売される目玉作品を紹介する週間コラム『 LEAP OF FAITH 』、再開第3週。

・・・が、月末のせいか新作が少なめです。

紹介する作品がわずか5作と本日はややボリューム少なめですが、気にせず早速いってみましょう!


(タイトルのリンクは各出版社の紹介ページなどに飛びます)


ROBIN VOL 5 #1 ( DC )

バットマンの相棒にしてブルース・ウェインの息子、ロビンことダミアン・ウェインが主役の新シリーズ。


裏社会最強を決める大会”リーグ・オブ・ラザラス”の存在を知ったダミアンは自分こそ最も強い戦士であることを証明するべく参加を決意する・・・が、まずは会場となる場所を探すところから。


ロビンが天下一武道会に出るわけですね?決勝はラーズですか?それともブルースとかタリアとか?順当な当たりでレディー・シヴァ当たりでしょうかね。

アーティストのグレブ・メルニコフといえば少し前にジニー・ヘックスのワンショットを手がけた方です(この間プチ炎上してたっけ・・・)。


RWBY JUSTICE LEAGUE #1 ( DC )

ルースター・ティースによる人気 CG アニメ RWBY が DC のジャスティス・リーグと共演。


RWBY は以前から DC でコミック化されており、そちらのライティングを担当しているマーガリート・ベネットが本作も続投。

アートを手がけたミルカ・アンドルフォは今回カバーだけのようですが、インテリアのアネックも良い感じです。


プレビューアートやあらすじなどをみる限りでは RWBY 世界の現地版ジャスティス・リーグが登場する模様。

RWBY 映像版はモンティ・オウムのアクションが最大のウリだったため、コミック版でどこまで再現できるかが勝負かと思われます。


HELM GREYCASTLE #1 ( IMAGE/TOP COW )

アステカ・メキシカなる存在に拐かされた最後のドラゴン・プリンスを救うべく、旅に出るヘルム・グレイキャッスルらはぐれ者一行。

しかし、旅先で反乱軍から助力を請われた彼らは任務を優先するか、苦しむ民衆に手を差し伸べるか選択を迫られる。


よくある中世ファンタジーに中南米文化の要素を加えるという珍しい趣向の本作。

正直、私自身はこの手のファンタジーあんまり好きではないんですが、メキシカンなテイストを加えたらどのような化学反応を起こすのかという点は結構気になります。

あとカバーにも惹かれたんですが、これ中身も同じ人がやってるんですね。


THE MARVELS #1 ( MARVEL)

マーベル普及の名作である同名作品(・・・と思っていたら” THE ”が新たについてる)をシリーズ化。

今までもいくつか続編的位置づけの作品はありましたが、あらすじを見る限り今回のシリーズはかなり長丁場を想定している模様。


キャプテン・アメリカらが活躍した第二次世界大戦から時空の果てにある宇宙まで広大なマーベル・ユニバースをまんべんなくカバーするようです。

また、謎の”クシューム( KSHOOM )”という存在も示唆されており・・・ん、これもしかしてフィル・シェルドン関係ない?


何にせよ、ライターは同じカート・ビュシークなので、前シリーズのファンは本作も買って損はないでしょう。


GALACTIC RODENTS OF MAYHEM #1 ( SCOUT COMICS )

ヤモリに育てられた3匹のカピバラ。

賞金稼ぎである彼らが逆に賞金をかけられてしまったことに端を発する一大アクション!

蛇(ヴァイパー)のスナイパーやロボ・シャークを相手に銀河を駆け抜ける。


80-90年代のハチャメチャなカートゥーンを意識しているということですが、なるほどカバーを見てもタートルズなどを彷彿とさせますね。

今週最も注目すべき作品かもしれません。




いかがでしたでしょうか。

今週は新作が少なくやや物足りないという方もいるかもしれませんが、こういう時こそ過去の作品を漁るチャンスです。

予算の都合で購読をやめてしまったあの作品とか、最近話題になっているあのシリーズなど、興味のある作品をどんどん開拓してみるのも楽しいですよ。

いつ売り切れるかわかりませんからね!

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それでは本日もよいコミックライフを!

先週の LEAP OF FAITH

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