ぶっちゃけここしばらくはイベント疲れしてたからこの作品もスルーするつもりだったんだけれど、あんな噂やこんな噂を見聞きしてしまったので少しだけ手を出してみることに。
以下ネタバレなしの感想。
……とはいっても何かの拍子に地雷を踏み抜く可能性はゼロじゃないのでそういうのが嫌な子は読んでから出直してきて下さい。
まあ、なんというか。
読んだ感想を一言でまとめるなら「読みたい人はさっさと読んだに越したことはない」ってとこかな。
というのも本作は大半が”答え合わせ”だから。本イベントに関しては刊行発表からこれまで誰々が死亡するとか誰々が容疑者などと盛んに議論されていたけれど、#1ではそういったものに対するおおよその解答が提示される(あと今後の物語に向けてのヒントもいくつか)。
本作で起こった事件がおそらく今後他の作品でも言及される可能性も鑑みて、本作をチェックしてみたい人は取り敢えず#1だけでも早めに読んでおいた方が良いだろう。
ただ情報面に偏りすぎたために物語の進行をやや犠牲にしている印象は否めない。”答え合わせ”を除けば本作で起こることは既にインタビューなどで語られていることばかり。
ストーリーという点だけに注目した際、本作はかなりのスロースタートのように感じられた。
一方、アートはかなり上出来。大人しい会話から派手なアクションまであり、クレイ・マンやトメウ・モリーらによる作画は間違いなく今号の大きな見どころといえるかと。
個人的には後者による色遣い、特にブースター・ゴールドのカラリングは結構気に入っている。
総じて言うなら、良くも悪くも一昔前、2000年代初期(『 CIVIL WAR 』とかの頃)のイベントの#1みたいな雰囲気とでも言えば通じましょうか。”物語”そのものよりもそこで起こった事実に関する”情報”をいかに伝達するかに注力した印象で、読み応えにある程度の賞味期限がついて回る1冊。
何度も言うようだけれど、読みたい人はお早めに。
えー、以上が#1を読んで一時間ちょいで書き記した感想です。地雷踏み抜いてたらごめんなさい。
不満がないといえば嘘になるけれどここでそれを書いても仕様がないので省けるものは省いて、省けないものは目一杯オブラートに包んだつもり。
ネタバレありの感想記事を書くと色んなものが一斉に噴き出しそうなので書くかどうかは未定です、はい。