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MCU の検索結果:

誰を読む!?英語中級者はこの3人のアメコミを追え!

…があまりないため「 MCU をきっかけにアメコミで勉強する気になった」と言うような人には内容的に不足だろう。「可能なら挫折の苦渋は舐めたくない…」 「門前払いだけは避けたい…」 「でもどうせなら面白いスーパーヒーロー物で勉強したい…」 そんな英語中級者の君にオススメの読み方がある。 それはライターで読むという方法だ。 アメコミのストーリーを組み立て台詞を紡ぐライターの中には、日本の村上春樹みたく平易な表現を武器にする者もいる。 以下に挙げるのは私が個人的にそんな英語中級レベル…

THE AVENGERS: THE KORVAC SAGA (Marvel, 1978, #167, 168, 170-177)

…たなくなるだろう。 MCU が現実にいれば絶対鼻につくであろう Tony Stark のような人物さえ観客から愛されるスーパーヒーローに仕立て上げたのはかなり評価に値する。 ただし、これは通常の作品に関しての話だ。 Avengers のように長い歴史のあるアメコミシリーズだと少々事情が異なってくる。1963年に#1が刊行されてから50年以上。既に Stan Lee や Jack Kirby をはじめとした歴代のクリエイターが「共感可能なキャラクター」としての彼らのイメージを構…

CAPTAIN MARVEL BY JIM STARLIN (Marvel, 1968-85)

…)ことはおろか、現在MCU全体の黒幕であるThanosさえ影も形もなかった。その功績は大きい。 さて、CAPTAIN MARVELことMar-Vellは生死の境が(最近は特に)回転ドア式になっているMarvelユニバースの中でも珍しく死の淵から蘇ったことのない御仁だが、合本に含まれるTHE DEATH OF CAPTAIN MARVELを読むと何となくその理由が見えてくる。激しいバトルあり、サイケな描写ありとだいぶ激しい展開だったLIFE編と異なり、彼の死を描くこちらは最初と…

『MARVEL 1602』 (MARVEL)

…で2016年1発目のMCU作品として近く上映されるDoctor”奇天烈博士”Strangeもバッチリ登場して活躍します。 ライターは先日『BLACK ORCHID』でも取り上げたNeil Gaiman、レタリングも再びTodd Klein。アートはイラストにAndy Kubert、カラーにRichard Isanove。この2人はウルヴァリンの出生を描いた『ORIGIN』などで頻繁にタッグを組む。Kubertの描く顔は凹凸が少なく癖がないため見やすい代わりに表情がのっぺりとし…