VISUAL BULLETS

アメコミをはじめとした海外コミックの作品紹介や感想記事などをお届け

何の役にも立たないマーベル雑学

記事にならないけれどいつか披露したいと思ってた雑学を列記してみました。



ピーター・パーカーはアルコールを口にしたことがない。
 マーベルから飲酒描写を禁止されている。


ウルヴァリンの背は5 フィート3インチ 、つまりおよそ160センチ。
 同じ身長のキャラクターとしてはねずみ男や桜内梨子、フラウ・ボゥやリヴァイ・アッカーマンなどがいる。ちなみにX-23は168センチである。


マーベルボーイことノー・ヴァーの治癒能力はゴキブリの遺伝子に由来している。 
 素早さとかもゴキブリ由来。結構役に立っている。


グリーン・ゴブリンことノーマン・オズボーンは当初「ミスターコーヒー」という名前でヴィランデビューを果たすつもりだった
 ( PETER PARKER: SPIDER-MAN # 47)。


サノスは当初 DC のニューゴッズ、メトロンを模したデザインだった。
 が、当時の編集だったロイ・トーマスから「どうせニューゴッズをパクるなら最強のダークサイドをパクれよ」と言われて今の形に落ち着いた。


マーベルで”おばさん”といえばメイおばさんだが、かつて若い頃のメイとベン、それにピーターの両親であるメアリーとリチャードをメインキャストにした『 TROUBLE 』という作品が発表された。
 ロマンス系コミックの復興を目指して刊行されたミニシリーズだが、ストーリー上の矛盾やあまりのどろどろっぷり(リチャードと浮気したメイがピーターを産んだ)にファンから総スカンを食らい”似て非なる別人のお話”としてお蔵入りした。ちなみにライターはマーク・ミラー、アートはテリー・ドッドソン。半年後には MARVEL KNIGHTS SPIDER-MAN で大ヒットをかますコンビである。


またメイと並んで有名なのがザ・シングことベン・グリムのペチュニアおばさん。
 恰幅の良い田舎風のおばちゃんをイメージする方も多いかもしれないが、実はジョニーもびっくりの美人さんである( FANTASTIC FOUR #239 )。親子ほど年の離れた旦那さんとは紆余曲折あって年の差婚した・・・のだったが近年改変され、皆のイメージ通りのペチュニアおばさんになった。おのれダン・スロット。


ピーター・パーカーの悪友として知られるフラッシュ・トンプソン。
 本名がユージーンである筈の彼に”フラッシュ”というあだ名がついたのはフットボール選手としての俊足に由来しているという説が一般的だが、実はガールフレンドとの初体験時における失敗に拠るという説も。( THE AMAZING SPIDER-MAN #574)。


初代アントマンであるイエロージャケットことハンク・ピムの有名な DV シーン。
 当時 AVENGERS のライターだったジム・シューターは #213 において「振り払った手が誤ってジャネットに当たってしまった」という想定でシーンを書いたものの、「アクションは思い切りやれ」が信条だったアーティストの勘違いで右フック(追記: 記事確認したら右”フック”ではなく右”クロス”という言及でしたので訂正致します。 SNS 上で指摘して下さった NOBBON さん、ありがとうございます)になってしまい、今日に至るまでその汚名は晴らされていない。

出典: Hank Pym was Not a Wife-Beater – JimShooter.com


最初に地球へ潜入したスクラルがFFに負けた結果、牛にされたことは結構知られてる。
 そいつらが原料のハンバーガーを食った人間たちが特殊能力を得てスクラル・キル・クルーというスクラル狩りのチームを結成したこともそこそこ知られてる。だが牛になったスクラルの一部がちゃっかり繁殖に成功し、さらにそいつらが屠殺を免れるため人間に変身し直して、今では地球生まれのスクラルが結構いる上にエンタメ業界を牛耳ってることはあんま知られてない( SKRULL KILL KREW(2009年版) #1 )。シークレット・インベージョン事件の後にミスターコーヒーことノーマン君を英雄にまつり上げたのはこいつらです。

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ついでに言うと牛にされずにアヒルにされたやつもいる。
 それを食べたタラ・タムという子も変身能力を得、後にハワード・ザ・ダックの相棒となった ( HOWARD THE DUCK(2015年版) #5)。


 とりあえずこんなもん。また細かいネタが溜まってきたら放出します(まともな記事書け)。