VISUAL BULLETS ー今日もアメコミ三昧ー

原書レビューを中心に、MCUからクリエイターのトリビアまでアメコミに関する様々な話題をお届け

LEAP OF FAITH 今週のマストバイ 2018/7/11

 週明けに今週発売となるコミックの中からオススメをピックアップして紹介するコラム『 LEAP OF FAITH 』。
 今週は以下の7作をご紹介。

SUPERMAN #1 ( DC )

(W) Brian Michael Bendis
(A) Joe Prado & Ivan Reis

f:id:C3rdP:20180709090630j:plain
Image Credit: Joe Prado & Ivan Reis / DC Comics

 ミニシリーズ『 MAN OF STEEL 』も終了し、いよいよ装いを新たに再出発するシリーズ。『 MAN OF STEEL 』と地続きの内容になっており、ファントムゾーンに囚われてしまった地球を元に戻すべくスーパーマンが奔走する(逆を返すとこちらを読んでないと話がやや掴みにくい可能性もあるので注意)。

 ブライアン・マイケル・ベンディスはスーパーマン系メインタイトルである本シリーズと『 ACTION COMICS 』との両方を担当するが、こちらはどちらかといえばアクションを重視した内容になるという。
 当初の予想を大きく裏切る形で高い評価を受けているベンディス版スーパーマン。今後ますます躍進することが期待される。

TITANS #23 ( DC )

(W) Dan Abnett
(A) Brandon Peterson

f:id:C3rdP:20180709090642j:plain
Image Credit: Brandon Peterson / DC Comics

 ナンバリングこそ刷新しないものの『 JUSTICE LEAGUE: NO JUSTICE 』『 TEEN TITANS #20 』で起こったことを受けてかなり装いを新たにした新シリーズ。新生タイタンズがメタジーン(人間にメタヒューマンとしての特殊能力を潜在的に与える遺伝因子)にまつわる災害事件に立ち向かう。

 一口にティーンヒーローと言っても良い感じに色んな世代が混じってて何だか面白いことになりそうなメンバー編成。『 NO JUSTICE 』で大活躍したビーストボーイレイヴンは勿論のこと、ちょっと意外な新メンバー、スティール(ナターシャの方)の参加も嬉しい。意外とタイタンズって力持ち系キャラが少ない印象なのでチームのパワーハウスとなるのかも。

AMAZING SPIDER-MAN #1 ( MARVEL )

(W) Nick Spencer
(A) Ryan Ottley

f:id:C3rdP:20180709090656j:plain
Image Credit: Ryan Ottley / Marvel Comics

 スパイダーマンのメインタイトル新シリーズ。
 詳しい解説は以下の過去記事からどうぞ。

www.visbul.com

X-23 ( MARVEL )

(W) Mariko Tamaki
(A) Juan Cabal

f:id:C3rdP:20180709090707j:plain
Image Credit: Mike Choi / Marvel Comics

 ローガンの復活に合わせてコードネームを元に戻したX-23ことローラ・キニーがクローンとしての姉妹関係にあるギャビー、そして彼女のペットジョナサンと共に活躍する新シリーズ。今回は彼女達が自らの出自に関わる場所へ赴くところから始まるとか。

 X-23を主役にした過去のシリーズは爆発的なヒットこそないものの、どれも実際に読んだ人からは総じて評価が高く、悪い噂を見聞きしたことがほぼない。
 今回ライターに抜擢されたマリコ・タマキもまた、どちらかといえば情緒面に重きを置いて当初こそ賛否両論だった先の『 SHE-HULK 』も最終的に高評価に転じた。ローナの内面に新たな光を当ててくれそう。

 個人的には『 X-MEN RED 』で見たギャビーが大変好みのキャラだったので、彼女を追いかける意味でも本作は手に取りたい。

SHE COULD FLY #1 ( DARK HORSE )

(W) Christopher Cantwell
(A) Martin Morazzo

f:id:C3rdP:20180709090717j:plain
Image Credit: Martin Morazzo / Dark Horse Comics

 高度2000フィートで飛行していた1人の女性が死亡する。彼女がどうやって空を飛んでいたのかということからその死因まで全てが謎に包まれる中、1人の少女が真実に迫る。やがて問題を抱える彼女自身にも変化が訪れ……という内容のヒューマンドラマ SF 。

 本書はかつて DC の VERTIGO インプリントで活躍した伝説的編集者カレン・バージャーが担当する「 BERGER BOOKS 」というインプリントから刊行される。
 ”空を飛ぶ力”というストレートながら奥深い力を軸に、少女の成長を描く内容になるものかと。

 アーティストのマーティン・モラッゾは先日『 ICE CREAM MAN 』でも見かけたことのある人物。アンニュイな表情が上手かったことで印象に残っている。
 今週一番のオススメ作品。
 

LEAGUE OF EXTRAORDINARY GENTLEMEN: TEMPEST #1 ( IDW )

(W) Alan Moore
(A) Kevin O'Neill

f:id:C3rdP:20180709090730j:plain
Image Credit: Kevin O'Neil / IDW

 あの有名キャラからこのマイナーキャラまでが時空を超えて跋扈するアラン・ムーアケヴィン・オニールによるパスティーシュの傑作、その最終章。

 本作はそれ自身が「全ての物語を終わらせる物語」と銘打っており、メタ的な視点も多分に取り入れるものと思われる。
 なんだかんだ言ってムーアの作品は活劇としての面白さも一級品ながら、テーマの部分でも奥が深い。”物語”に対する彼の思考実験がどこに着地するのかという点も含めて注目される。
 
 カバーを見る限りではミナ・ハーカーは出るっぽいが他の奴らはさっぱりわからんぞ。

FARMHAND #1 ( IMAGE )

(W) Rob Guillory
(A) Rob Guillory

f:id:C3rdP:20180709090741j:plain
Image Credit: Rob Guillory / Image Comics

 未来で移植用の臓器を栽培する臓器農場を舞台にしたSFホラーコメディ。1人の臓器農家が畑に誕生した邪悪な存在に立ち向かう。

 クリエイターのロブ・ギルロイは以前『 CHEW 』のアーティストとして作画を主に手がけていた人物。ライターのジョン・レイマンとストーリーにも関与していた彼が今回は本格的にライティングにも挑戦。
 あらすじやカバー画像を見る限り、科学的な捻りを加えたゾンビものみたいな雰囲気になるのかも。カバー画像にいる御仁が無双する姿が何となく予想できるぞ。