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いよいよ開催!サンディエゴ・コミコン2018の10大予想

 さあ、今年もこの時期がやって参りました。サンディエゴ・コミコン・インターナショナル

 映画やゲームなどあらゆるエンターテイメントを扱うビッグイベントだけれど、とりわけアメコミファンにとっては出版社からの新作発表会やクリエイターのトークショーなどが催される一年で最大級の祭典と言っても過言じゃない。
 
 今年は7月19日から22日の開催ということで、早くも一部出版社のフライング発表などでファンが盛り上がる中、当ブログでは今年のコミコンで発表されるかもしれない10の予想を挙げてみることにした。

 ぶっちゃけ願望ばかりで根拠の薄い予想もあるけれど、まあこれも1つの楽しみ方ということでひとつ。

 まずこちらが予想一覧。

GREEN LANTERN

 今回のコミコンで確実視されているのがグリーン・ランタンに関する重大発表。

 現在ファンの間ではこれがグラント・モリスンの DC 復帰作になり、リアム・シャープがアートを担当するのではないかと目されている。
 
 また、BLEEDINGCOOL.com などでは他にも『 AQUAMAN 』ケリー・スーデコニックが、『 SUICIDE SQUAD 』ブライアン・アザレロが、『 FLASH 』デヴィッド・F・ウォーカーが新たに就任し、これらもコミコンで発表されるのではないかと予想している。

NEW PROJECT BY STJEPAN SEJIC

 現在『 AQUAMAN 』のカバーなどを手がけており、(トラブル発生で刊行が遅れている)『 JUSTICE LEAGUE ODYSSEY 』のアートも担当する予定のステイェパン・セイジ(”Stjepan Sejic”の読み方については以下の記事を参照されたし)。

www.visbul.com

 そんな彼が数日前 SNS に投稿したのが以下のツイート。

 これによると最近何らかの企画が DC で通ったとのことで(ちなみに添付画像のポイズン・アイビーは取り敢えず関係ないらしい)ファンからは早くも様々な憶測を呼んでいる。
  
 時期的にギリギリなため今回のコミコンでこれが何か明らかになる可能性はやや低いが、期待するだけなら損はないだろう。

 

SHAZAM, JSA, & LEGION OF SUPERHEROES

 先日ジェフ・ジョーンズが DC の CCO から退くと同時に明らかとなった『 SHAZAM 』の新作や、現在刊行中の『 DOOMSDAY CLOCK 』が進行するにつれていよいよ復活が間近に迫ってきたジャスティス・ソサイェティリージョン・オブ・スーパーヒーローズ

 長らく姿を見なかったこれらのヒーロー/チームについて、これら全てとはいかなくともどれか1つについては DC から何らかの発表があるのではないだろうか。

EARTH M

 こちらも今回のコミコンで発表が確実視されているリブート版マイルストーン・ユニバース『 EARTH M 』の正式刊行時期。

 ラインナップ各タイトルに関して、昨年刊行自体が発表された際は今年の春からリリース予定とされていたが、その後何らかの事情により遅延。

www.newsarama.com

 先日 newsarama.com に掲載された上の記事によると『 STATIC SHOCK 』のアーティスト、カイル・ベイカーが10月から刊行開始になるとSNS上で発言したということで(現在そのツイートは削除されている)、これについても正式な発表が DC から出されるだろう。

WILDSTORM

 ウォーレン・エリス主導の元で昨年から刊行され始めた新生ワイルドストーム・ユニバース。

 当初、エリスはメインタイトル『 THE WILD STORM 』のライティングを手がける他に3つのスピンオフを監修すると発表されていたが、現在のところ刊行されているのは『 MICHAEL CRAY 』のみ。
 
 上記2タイトルが後半戦に突入する中、そろそろ残る2作品(『 WILDC.A.T.S. 』『 ZEALOT 』だという話も……)の発表があっても良い頃だろう。というかしてほしい。

YOUNG ANIMAL

 先日一旦ラインナップをリセットすることが発表された DC の YOUNG ANIMAL レーベル。

 その言葉通りあらかたのタイトルは8月に終了し、9月の刊行予定リストには1作品も見当たらなかった。
 
 10月以降ももうしばらく休息期間を設けるのか、それとも早速新ラインナップが刊行され始めるのか。
 どちらにせよ何らかの発表はあるのではないかと思われる。

 ただ本ラインナップを統括するジェラルド・ウェイ『 UMBRELLA ACADEMY 』の第3章で忙しくなるみたいだし、どうなることやら……。

http://www.visbul.com/entry/umbrellaacademyhoteloblivionteaserwww.visbul.com

UNCANNY X-MEN

 映像化権のゴタゴタがディズニーのフォックス買収によりある程度収束し(ここ数ヶ月でまた雲行きが怪しくなってきたけれど)、ここ数年再び盛り上がってきた X-MEN 。 

 つい先ほど8月から刊行されるイベント『 EXTERMINATION 』に絡んで大人版サイクロプスの復活も示唆され、また現在連載されている『 BLUE 』『 GOLD 』両誌が9月で最終号を迎えることが発表されている中、いよいよお蔵入りしていた『 UNCANNY 』誌が復活するのではないかと目されている。

http://www.visbul.com/entry/setitrightteaserwww.visbul.com

 また、一部のファンからはそのライターにここ最近はオリジナル作品に専念して長らくマーベルから離れていたジョナサン・ヒックマンが就任するのではないかという憶測も。

 もしも実現すればグラント・モリスン『 NEW X-MEN 』以来のビッグニュースかもしれないだけに、否が応でも期待してしまう。

MILES MORALES

 ライター、ブライアン・マイケル・ベンディスがマーベルから DC へ移籍したことによって茫洋としてしまったのがスパイダーマンことマイルス・モラレスの今後。

 人気もある上に、今年公開予定の映画『 SPIDER-MAN: INTO THE SPIDER-VERSE 』の主人公でもある彼だが、これまでずっとベンディスが一貫して手がけてきたキャラクターなだけに、次に誰が彼のライターを務めるのかをはじめ、様々な疑問がファンの間では渦巻いている。

 また、彼についてはピーター・パーカーと差別化を図るため今後ヒーローとしてのコードネームが変わるという見方も(”SPY-D”なんて名になるという噂も……)。

 既にスパイダーマン関連では『 THE SUPERIOR OCTOPUS 』『 GHOST SPIDER 』についてマーベルからフライング発表されており、マイルスについてもコミコンで何らかの発表があるものと予想される。

http://www.visbul.com/entry/ghostspiderteaserwww.visbul.com
http://www.visbul.com/entry/2018/07/13/083226www.visbul.com


 ただマーベルに関してはここ数年でコミコン開催前から新作をフライング発表する傾向があって(その手法に対して思うところはあるけれど)、今年も既にその兆候が見られるので案外もう少し早く情報が開示されるかも。

INDEPENDENTS

 ぶっちゃけイメージを始めとしたインデペンデント系タイトルに関しては、各々が独立した作品ということもあって誰がどんな企画を発表するのか予想するのは至難の業だ。

 ただ、マーク・ミラーは現在『 MAGIC ORDER 』『 KICK-ASS 』を手がけているものの、『 HIT-GIRL 』はジェフ・レミーアに交代したことだし、そろそろ新企画が動き始めてもおかしくないだろう。


 またレミーアといえば彼と以前『 PLUTONA 』で組んだエミ・レノックスがつい最近、新作を作り終えて間もなく概要を明らかにすると SNS 上で発言しており、時期的にその発表はコミコンで行われるものと推測できる。

 他にも少し前にマーク・シルヴェストリが極秘プロジェクトを現在進めていることが明らかになっており、その送り先がトップカウのマット・ホーキンスであることからその関連作と思われる。

 トップカウにおけるシルヴェストリの代表作の1つである『 CYBER FORCE 』は既に新作が刊行中であることから、この極秘プロジェクトは彼のもう1つの代表作『 DARKNESS 』かもしれない。
 『 WITCHBLADE 』と並んでトップカウを代表するキャラクターの1人であるダークネスだが、2013年にシリーズが終了してからは長らくお蔵入りとなっていた。

 一時下火となっていたトップカウが再び勢いを取り戻す中、ダークネスもシルヴェストリの手でいよいよ復活するのかもしれない。
 

MIGNOLAVERSE

 現在ダークホースで最終章『B.P.R.D.: THE DEVIL YOU KNOW 』が刊行中のミニョーラバース
 およそ25年近くに渡って描かれ続けてきたヘルボーイと仲間たちの活躍が遂にフィナーレを迎えることに感慨が湧いてくると共に気になるのが今後のこと。
 
 本筋が有終の美を飾ったとしても、まだまだ語れる場所の多い世界観なだけにサイドストーリーはこれからも新作が刊行されるものと思われる。

 とりわけヘルボーイや B.P.R.D. については1970年代や80年代の活躍が今のところ大して描かれていないので、そこらのギャップを埋めてくれるミニシリーズなんかが今回のコミコンで発表されるかもしれない。



 以上が今回のコミコンに関する10の予想。

 上に挙げた以外にもアイズナー賞の発表など注目イベントが目白押しの4日間。
 サンディエゴに行ける人も行けない人も皆で盛り上がろう!