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ジャスティス・リーグの新たな敵『リージョン・オブ・ドゥーム』とは!?

 DCで6月から刊行開始となるジャスティス・リーグの新シリーズにヴィラン集団”リージョン・オブ・ドゥーム”の登場が報じられた。

 今回の記事では彼らに関する基礎的な情報を確認してみよう。

WHAT IS THE LEGION OF DOOM?

 リージョン・オブ・ドゥームとは一言で言えば”悪のジャスティス・リーグ”である。
 普段は決して手を組まないようなスーパーヴィラン同志が「打倒スーパーヒーロー」という目的のもとに団結した秘密結社で、そのメンバーはレックス・ルーサーやゴリラグロッド、あるいはジョーカーなどそうそうたる顔ぶれとなっている。


WHY THE HYPE?

 
 今回のリージョン・オブ・ドゥーム登場が大きな話題を呼んでいる理由は大きく2つある。

 まず1つは上記のようなヴィラン・チームというのが単純に魅力的であるということ。スーパーマンやバットマンらが力を合わせるジャスティス・リーグがそうであるように、人気のヴィランであるレックスやジョーカーが一同に集結して相談したり戦ったりする姿はそれだけで見栄えが良い。

 そしてもう1つの理由はリージョン・オブ・ドゥームというチームの出自にある。実はこの集団、初登場はコミックではない。70年代にハンナ・バーベラ製作で放送された伝説的カートゥーン『スーパーフレンズ』、その第3シリーズ『チャレンジ・オブ・ザ・スーパーフレンズ( CHALLENGE OF THE SUPER FRIENDS )』のオリジナルチームなのだ。
 
 カートゥーンで視聴者に強烈なインパクトを与えたこのチームは、だがこれまでコミックの DC ユニバースには登場してこなかった。DCには他にインジャスティス・ギャングなどといったヴィラン・チームも存在するが、『スーパーフレンズ』のカートゥーンを観て育った者達にとってはリージョン・オブ・ドゥームこそがDCの代表的ヴィラン集団。

 それが今回ようやくDCユニバースの正史に組み込まれるというのだから、古くからのDCファンにとっては垂涎ものといえよう。

HALL OF DOOM


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 リージョン・オブ・ドゥームを語るのに欠かせないのが彼らの秘密本部”ホール・オブ・ドゥーム”。これは言ってみればジャスティス・リーグにとっての”ホール・オブ・ジャスティス(実写映画のラストにも出たあれ)”、そのヴィラン版。
 普段はゴッサムシティ郊外にあるスローター・スワンプという沼の中に位置し、巨人が頭を突き出しているように見える特徴的な外観をしている。主にヴィラン達が額を突き合わせて次の作戦を立てる議論の場として使われるが、必要とあらば空を飛んで移動することも可能なスーパー要塞なのである。
 

MEMBERS

 
 現在プロモアートなどから確認されているメンバーは以下の6人。

レックス・ルーサー

 ご存知、天才的な頭脳を誇るスーパーマンの宿敵。
 ここ数年はスーパーヒーローとして活躍しており、現在刊行されている『ジャスティス・リーグ: ノー・ジャスティス』でもジャスティス・リーグと共闘している彼だが、この度晴れて(?)ヴィランに復帰し、リージョン・オブ・ドゥームを率いる模様。具体的にどういった経緯で方針転換するのかは今後『ノー・ジャスティス』やジャスティス・リーグ誌内で描かれる予定。

ジョーカー

 
 こちらも今更説明するまでもないプリンス・オブ・クライム。
 『ダークナイツ:メタル』ではバットマンと共に”嗤うバットマン”を追い詰めた彼だが、今度はリージョン・オブ・ドゥームの一員として闇の騎士やその仲間を翻弄する。

 チームプレイヤーとは言えないものの、放っておけば何をしでかすかわからないワイルドカード。今回もヒーロー、ヴィランの双方にどのような”イタズラ”を仕掛けてくるか予想がつかない。

シネストロ

 黄色のスペクトラムを操るグリーンランタンのライバル。かつて最強のグリーンランタンとして活躍していたこともある彼は『ノー・ジャスティス』でもジャスティス・リーグと共闘するなど必ずしも悪と割り切ることができない人物。

 普段はハル・ジョーダンを目の敵にしているが、今回のジャスティス・リーグにメンバー入りしているジョン・スチュワートとどのような形で絡むのか注目したいところ。

ブラック・マンタ

 父を殺害したアクアマンに並々ならぬ憎しみを抱く海のテロリスト。アクアマンと同様、海を主な活動場所とするため他の面々と比べて注目されにくいが、卓越した身体能力と戦略的頭脳を有する彼は言ってみれば水中のバットマン。
 海底のみならず、例えば大気圏外などでも驚くような活躍を見せてくれるかもしれない。

 ちなみに今度公開されるアクアマンの実写映画版におけるメイン・ヴィランでもある。

ゴリラ・グロッド

 フラッシュと敵対するエスパーゴリラ。エスパーを使うゴリラだ。これ以上何の説明が必要だろう?
 …冗談はさておき、テレパシーと怪力を巧みに使い分けるグロッドは何気に頭脳派プレーヤーでもあり、フラッシュのみならず他のヒーロー達をも悩ませる存在。短気を起こしさえしなければ…!

チーター

 
 元は優秀で野心溢れる考古学者だったものの、邪神に魅入られてしまいチーターの化身に変えられてしまったワンダーウーマンの友人。ダイアナに勝るとも劣らない身体能力を有する上、かつての友を傷つけたくないという彼女に対しては僅かながらアドバンテージがある。

 なお、かつて『スーパーフレンズ』のカートゥーンでチーターコスを身に着けていただけの同名ヴィランとは別の人物。


 現在明らかとなっているメンバーはこれだけだが、インタビューなどを読む限りジャスティス・リーグ誌を手がけるライターScott Snyderは長期的なストーリーを考えているようなので他にも巨人のジャイガンタ、チームの本部があるスローター・スワンプから生まれたソロモン・グランディなど『スーパーフレンズ』でお馴染みのヴィラン達がメンバー入りする可能性がある。 


RECOMMENDATION READ

JUSTICE


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 パラレルワールドという設定ではあるが、ジャスティス・リーグとリージョン・オブ・ドゥームの全面戦争を描いており、今回の話題抜きにしても是非色んな人に読んで貰いたいスーパーヒーロー物の名作。


以上が懐かしくも新しい DC ヴィラン・チーム”リージョン・オブ・ドゥーム”に関する基礎知識。

 今後もジャスティス・リーグとの衝突を心待ちにしつつ、そのプロローグでもある『ノー・ジャスティス』を追っていきたい。