VISUAL BULLETS

アメコミをはじめとした海外コミックの作品紹介や感想記事などをお届け

LEAP OF FAITH 今週のマストバイ 2018/5/9

 週ごとに発売されるコミックの中から気になる作品をチョイスして紹介する週刊コラム『 LEAP OF FAITH 』。
 早くも第3回を迎えた今回は6作品をご紹介。

JUSTICE LEAGUE: NO JUSTICE #1 (DC)

  DARK KNIGHTS: METAL を終えて新時代を迎えるジャスティス・リーグ。その幕開けを飾る週刊ミニシリーズ NO JUSTICE がいよいよ刊行開始。
 詳細は以下の記事から

 先週の DC NATION #0 と同様、これから DC を読み始めてみたいという人にはうってつけのシリーズであると共に、今後刊行されるジャスティス・リーグ3誌(無印・ダーク・オデッセイ)のどれを読みたいかまだ迷ってる人にとっても良い判断材料になるかと。


FLASH #46 (DC)

 次号から始まるフラッシュの大型イベント『フラッシュ・ウォー』のプロローグ。DCリバースで復活した際にリブート以前の記憶を失っていたキッド・フラッシュことウォーリー・ウェストだが、今回その記憶が甦ったことでフラッシュとの関係に亀裂が入るとか。
 フラッシュのみならず DC ユニバース全体に影響が出るようなので(ウォッチメン絡みの新たなヒントもあるかも)、普段本誌を読んでない人もこのエピソードは要チェックかも。


VENOM #1 (MARVEL)

 『フレッシュスタート』ラインナップの第2弾となるヴェノムの新シリーズ。
 詳細は以下の記事でも紹介。

www.visbul.com


 実写化も控えているヴェノムを今回描くライター Donny Cates は現在業界で引っ張りだこのニュースター。これまで彼の作品を読んだことがないという人もこの機会に読んでみると良いだろう。


HUNT FOR WOLVERINE: ADAMANTIUM AGENDA #1 (MARVEL)

 ウルヴァリンの復活に合わせてアイアンマンを筆頭にルーク・ケイジやジェシカ・ジョーンズ、スパイダーマンといったメンバーが集結。生前ウルヴァリンと交わした約束に基づき、彼の肉体が悪用されないようその行方を追うという導入になる模様。

  HUNT FOR WOLVERINE 本誌のスピンオフであるためウルヴァリン自身がどの程度登場するかは不明だが、ライターの Tom Taylor は INJUSTICE のコミカライズなどで高い評価を受けている人物なので不完全燃焼に燻ったストーリーになることはないかと。個人的には今回の HFW スピンオフの中で一番期待できるタイトル。


MEDIEVAL SPAWN WITCHBLADE #1 (IMAGE)

 イメージ代表キャラであるスポーンとウィッチブレイドが中世を舞台にクロス・オーバー。
 時代が時代だけにそれぞれの中身もアル・シモンズやサラ・ペッツィーニなどではなければ格好や戦闘スタイルもだいぶ変わってくると思われる。

 正直クリエイター陣に全く馴染みがないので不安がないでもないものの、最近特にウィッチブレイドはメインタイトルだとオカルト探偵に毛が生えた程度のアクションしか見せてくれないので鬱憤晴らしに読んでみたい気もする。


BARRIER #1 (IMAGE)

 ウェブサイト PANEL SYNDICATE で配信されていたタイトルが物理書籍(って呼び方でいいのか?)として刊行。 U.F.O. に拐われた米国人女性とホンジュラス人移民男性から文化や言葉、あるいは暴力から生まれる”障壁(バリア)”について描いたSF作品。
  PANEL SYNDICATE サイトで好きに価格を設定して入手することが可能なので、興味がある人はまずウェブ版を読んでみると良いかも。
 以前レビューしたことあるので参考にどうぞ。

www.visbul.com

 うーん、今週は NO JUSTICE のスタートを考慮してもちょっと話題性にかける週かも。特にイメージなどのオリジナル物がちょっと下火で残念。
 まあそれはあくまで私の感想なので、あるいは他の人にとっては大当たりな週かもしれないし、是非ともショップへ足を運ぶなり販売サイトへアクセスするなりしてチェックしてみて頂きたいところ。

 では今週はこんなところで。また来週。